フィンランドのペッテリ・オルポ首相とラトビアのエビカ・シリナ首相。 （出典：イルタレティ）

両首相は二国間協力を強化し、バルト海地域の安全保障問題に対処するための措置に合意した。

フィンランド政府のプレスリリースによると、両者は現在の地政学的状況における貿易、安全保障、防衛協力の拡大、および北欧・バルト海地域での分野横断的な協力について協議した。両首脳は国境での亡命希望者に関する懸念についても協議し、両国はサイバーセキュリティの強化を目指した。

欧州連合（EU）の拡大、EUの長期財政枠組みの中期的見直し、今後5年間のEUの戦略課題も会談の議題となった。

フィンランドは、ロシアとの旅客国境検問所8か所のうち1か所を除くすべてを一時的に閉鎖した。同国は、異常に多い移民の流入をモスクワのせいだと非難している。

過去数週間で、イエメン、アフガニスタン、ケニア、モロッコ、パキスタン、ソマリア、シリアなどの国から700人以上の移民がロシア経由でフィンランドに流入した。