先週末に発生し、その後チリ中部の広い地域に広がった火災による犠牲者の身元が確認されたのは35人のみで、数百人が依然として行方不明となっている。
火災で最も大きな被害を受けた地域に近い沿岸都市バルパライソでは、テントを張った検死官事務所が設置され、家族を捜索する人々のために心理支援スタッフやDNA検査員が配置されている。
しかし、発見された遺体の多くはひどく焼けており、数百のDNAサンプルを処理する必要があったため、身元確認作業にはさらに時間がかかった。
2024年2月6日、チリのバルパライソで発生した山火事で行方不明になった14歳の少女の父親、カルロス・オレリャーナさん。写真:ロイター
「警察は私の息子2人からDNAを採取したが、どれくらい時間がかかるかは言わなかった」と、火曜日に行方不明の親族を捜すために最初に到着した一人、カルロス・オレリャーナさん(67)は語った。
オレリャーナさんは、金曜日の火災後に行方不明になった14歳の娘、アナスタシア・エリザベスを捜索している。オレリャーナさんとその家族は火曜日遅くに瓦礫の中から行方不明の少女を捜索する予定だ。
2010年の地震と津波で500人以上が死亡して以来、南米の国を襲った最悪の自然災害の後、彼のような何千もの家族が同じことをしている。
2024年2月5日、チリのビニャデルマルで山火事により破壊された住宅地。写真:ロイター
「多くの人がまだ不安な状態にあり、何が起こったのかわからない」と、バルパライソの検死官事務所で遺族を支援している政府保健機関の心理学者、パメラ・ゴンザレス氏は語った。
過去の山火事でも同様の活動を行っているゴンザレス氏は、今回の災害で多くの人が心的外傷後ストレス障害(PTSD)に苦しんでいると語った。彼女は、家族が今最も必要としているのは休息と地域社会の支援だと語った。
ガブリエル・ボリッチ大統領は火曜日にこの地域を訪問し、一部のサービスの支払い停止、住宅資材の寄付、医療休暇の改善など、家族を支援するための一連の措置を発表した。
ブイフイ(ロイター通信による)
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