日本の外務大臣上川陽子氏。 （出典：共同通信）

上川氏（71）は、2023年9月に外務大臣に任命されて以来、日本初の女性首相となる有力候補の一人とみなされている。彼女は、かつて岸田文雄首相が率いた自民党派に所属している。

また、岸田派の林芳正官房長官も出馬する意向だ。同氏に近い筋によると、同氏は早ければ8月27日にも正式に立候補を表明することを検討しているという。

自民党総裁選は、岸田首相が昨年末に明るみに出た裏金スキャンダルの責任を取り、自民党総裁としての再選を目指さないと突然表明したことを受けて始まった。このスキャンダルは日本の政治に対する国民の信頼を著しく損なわせた。

政治資金スキャンダルで与党の支持率は落ちているものの、新自民党総裁が首相就任後すぐに、おそらく10月にも衆議院を解散して総選挙を実施するのではないかという期待が高まっている。

これまでに１０人以上の自民党議員が総裁選への出馬に意欲を示しており、小林隆行元経済安全保障担当相（４９）や石破茂元防衛相（６７）も立候補を表明している。

総裁に立候補するには、候補者は少なくとも20人の自民党議員の支持を説得する必要がある。