ネパールの民間航空当局は、首都カトマンズの北東に位置するリクフ近郊で発生した墜落事故の原因は依然として不明であるとし、当局が調査委員会を設置する予定だと付け加えた。

マナン航空が運航するこのヘリコプターは、世界最高峰のエベレストを含む、この国のそびえ立つ山々を見たい観光客を運ぶ。

事故が発生したソルクンブ県の最高責任者、バサンタ・バッタライ氏は、救助隊が6人全員の遺体を収容したと語った。

バッタライ氏は事故現場で「遺体４体をヘリコプターでカトマンズに搬送した。残り２体も近く搬送する準備を進めている」と述べた。

救助隊は遺体を遺体袋に収め、天候が回復してヘリコプターが離陸できるまでヘリポートで待機していると彼は語った。

もう一人の同地域の当局者シタ・アディカリ氏は、遺体は無傷ではなかったと語った。地元目撃者のニマ・ツェリン・シェルパ氏は、ヘリコプターが藪の茂った丘の中腹に墜落したと語った。

空港職員テクナート・シトゥラ氏は、機内にはネパール人のパイロット1人とメキシコ人5人が搭乗していたと述べた。

マナン航空の広報担当者ラジュ・ニューパネ氏は、「ヘリコプターは好天の中、離陸しました。天候は悪くありませんでした。現時点では事故の原因を特定することはできません。調査が必要です」と述べた。

この国では多くの航空会社が、遠く離れた丘陵地帯や、雲に覆われていることが多い山頂近くの小さな空港に飛行するため、航空事故の歴史がある。

今年1月、ネパールの観光都市ポカラ近郊で飛行機が墜落し、過去30年間で最悪の航空事故となり、71人が死亡した。

ブイフイ（ロイター通信による）