インドネシア訪問中のフランシスコ教皇の多忙なスケジュール

フランシスコ教皇は9月3日、インドネシアのジャカルタに到着した。（出典：バチカンニュース）

この訪問は、シンガポール、パプアニューギニア、東ティモールを訪問する、9月13日までの地域ツアーの一環である。

教皇歓迎委員会のイグナティウス・スハリオ枢機卿とインドネシア駐在大使ピエロ・ピオッポがジャカルタで教皇を出迎えた。

ローマ・レオナルド・ダ・ヴィンチ国際空港からの教皇の旅は17時間以上に及んだ。フランシスコ教皇は報道陣に対し、「これは私がこれまでに行った中で最も長い旅だと思います」と語った。

インドネシア滞在中、教皇はジャカルタのバチカン大使館に滞在する。

予定によれば、フランシスコ教皇は9月4日にインドネシアのジョコ・ウィドド大統領を宮殿で表敬訪問する予定だ。ジョコ・ウィドド大統領は8月末、ガザやウクライナなどの現在の紛争の解決策についてフランシスコ教皇と協議する予定であると述べていた。

9月5日、フランシスコ教皇はゲロラ・ブン・カルノ・スタジアムでミサを執り行い、約8万6000人のカトリック教徒が参加する予定。

教皇はミサに加え、イスティクラル・モスクの長との面会やカテドラル教会の訪問など、いくつかの重要な行事に出席する予定だ。

フランシスコ教皇は訪問中に宗教的寛容を促進するため諸宗教指導者らとも会談する予定だ。

この東南アジアの国はまた、教皇のジャカルタ訪問を警護するために、インドネシア軍（TNI）、国家警察（Polri）、教皇の警護チーム、国家サイバーセキュリティ・暗号局（BSSN）、国家テロ対策局（BNPT）から約4,000人の人員を派遣した。