「国境の緊張が高まっており、ベラルーシはハイブリッドな脅威にますます巻き込まれており、それが不法移民の増加につながっている」とラトビアのエビカ・シリナ首相は本日、記者団に語った。

LSMによると、ラトビアは国境の完全性を確保し、不法移民に関連するリスクを防止するために、ベラルーシとのシレネ国境検問所を閉鎖すると発表した。パテルニエキの残りの国境検問所は、貨物輸送、ビジネス、人道活動への支障を避けるため、引き続き開設されている。

シリナ氏によれば、これは「国際社会にシグナルを送る」ための動きだという。しかし、ベラルーシ国境警備隊は同日、シレネ国境ゲートは開いたままであり、ラトビアから何の通知も受け取っていないと発表した。

ラトビアの通信社LETAは、同国の国境警備隊が過去6日間で国境を越えようとする試みを894件阻止し、9月初旬からの累計は1,770件を超えたと報じた。この数字は8月に記録された1,615件を上回る。

ラトビアはポーランドやリトアニアとともに、2021年に同様の移民危機が起こることを懸念し、ベラルーシとの国境に追加のフェンスを設置した。当時、欧州連合（EU）は、ミンスクに課された西側諸国の制裁への報復として、中東、アジア、アフリカから数万人がポーランドに渡りEUに入国するのをベラルーシが手助けしていると非難した。

ラトビア、ポーランド、リトアニアは最終的に移民の流入を阻止する政策を制定し、それは現在も有効となっている。その後もベラルーシからの移民は3か国の国境に現れ続けたが、その数は大幅に減少した。

ベラルーシはEUの非難を否定し、ポーランドが「国内で蜂起の訓練を受けたベラルーシ亡命者」をかくまっていると反論した。

リトアニア政府は8月中旬、ワグナーの武装集団が国内に到着した後、「地政学的状況」を理由にベラルーシとの国境検問所6か所のうち2か所を閉鎖すると発表した。一方、ポーランドにはベラルーシとの国境検問所が1つあるだけだ。

ヌー・タム（ロイター通信、アナドル通信）