フルゲンス・カイシェマ、1994年のルワンダ虐殺で最重要指名手配者
CNNは5月25日、1994年のルワンダ虐殺で最重要指名手配されていたフルジェンス・カイシェマが数十年にわたる逃亡の末、5月24日に南アフリカのパールで逮捕されたと報じた。
フルジェンス・カイシェマは、大量虐殺の際にニャンゲ・カトリック教会で女性、男性、子ども、老人を含む2,000人以上のツチ族難民の殺害を画策したとして告発されている。カイシェマは2001年以来逃亡中である。
カイシェマ氏は南アフリカ当局と国連捜査官らの合同作戦で逮捕された。捜査官らによると、カヤシェマ容疑者は発覚を逃れるために複数の身元や偽造文書を使用していたという。
「今回の逮捕は、集中的かつ徹底的かつ厳格な捜査の結果だ」と、CNNは事件に関与した検察当局の高官の言葉を引用して報じた。
「フルゲンス・カイシェマ氏は20年以上逃亡を続けてきた。今回の逮捕により、カイシェマ氏はついに自らの罪に対する裁きを受けることになる」と、国連刑事法廷起訴のための国際メカニズム(IRMCT)のセルジュ・ブラメルツ主任検察官は述べた。
1994年7月に虐殺が終わると、カイシェマは妻、子ども、義理の兄弟とともにコンゴ民主共和国へ逃亡した。カイシェマさんは他のアフリカ諸国へ移住した後、1999年に偽名を使って南アフリカへ移住し、ケープタウンで亡命を求めた。
検察官によれば、カヤシェマ容疑者は南アフリカに到着して以来、ルワンダ軍の元隊員を含む緊密な支援ネットワークに頼ってきたという。彼らはカイシェマの活動と居場所を隠すためにあらゆる手段を講じた。
ルワンダのニャンガで起きた大量虐殺は、最も残虐な事件の一つであった。 90日間にわたって約80万人のツチ族と穏健派フツ族が殺害された。
裁判所は、カイシェマ氏が「この虐殺の計画と実行」に直接関与したと非難した。起訴状によれば、カイシェマ容疑者は難民たちが教会の中にいる間にガソリンを購入し、配布して教会を焼き払おうとしたという。カイシェマ氏らは、火災後、難民らがまだそこにいる間にブルドーザーを使って教会を破壊したとして告発されている。
元教会司祭のアタナセ・セロンバは2006年に懲役15年の判決を受けたが、後に控訴により終身刑に増刑された。
カイシェマ氏は5月26日にケープタウンの法廷に出廷する予定。
米国の戦争犯罪報奨金制度は、ルワンダ虐殺の責任者であるカヤシェマ氏およびその他の指名手配犯の逮捕につながる情報に対し、最高500万ドルの報奨金を出すと発表した。
ルワンダ虐殺の際、フツ族民兵と民間人がツチ族少数民族の多くを殺害した。殺害は100日後、ポール・カガメ大統領率いるルワンダ愛国戦線(RPF)の軍がフツ族の反乱軍を打ち破り国を制圧したことで終結した。
[広告2]
ソースリンク
コメント (0)