イランとイラクの代表団は11月11日にテヘランで会談を行った。（出典：タブナク）

11月11日、イラン当局はテヘランでカシム・アル・アラジ国家安全保障顧問率いるイラク代表団を迎えて会談し、地域紛争における共同安全保障協定の実施について協議した。

会談では、イラク国家安全保障顧問のカシム・アル・アラジ氏が合意履行の進捗状況を報告し、バグダッドが安全と安定を維持する決意を表明した。同氏は、イラクとイランは「素晴らしい」二国間関係を持つイスラム教の兄弟国であると強調した。

イランのタブナクニュースサイトによると、イランのアラグチ外相は合意の完全な履行の必要性を強調し、多くの分野で両国間の「良好な」関係を称賛した。

イラク国家安全保障顧問カシム・アル・アラジ氏は合意の進捗状況を報告し、バグダッドが安全と安定を維持する決意を表明した。同氏は、イラクとイランは「素晴らしい」二国間関係を持つイスラム教の兄弟国であると強調した。

安全保障協定に加え、両者はガザ地区とレバノンの新たな情勢についても協議し、イスラム諸国に対し、イスラエルの攻撃を終わらせるために緊密に協力し、被害を受けたパレスチナ人とレバノン人に人道援助を送るよう求めた。

2023年3月19日にバグダッドで調印されたイランとイラク間の安全保障協定は、国境警備の調整とイラクのクルディスタン自治区で活動するクルド人勢力への対抗を目的としている。この合意には、武装集団がイラク領土からイランを攻撃するのを防ぐ措置も含まれている。