米国とイラン両国は、どちらかが包括的共同行動計画(JCPOA)に代わる暫定的な核合意に近づいているとの報道を否定している。
イラスト写真。 (出典:ロイター) |
6月9日、イランの半国営通信社タスニムは、イランの国連代表部が、同国が米国と「暫定的な核合意に達する寸前」であるという情報を否定したと報じた。
具体的には、イランの国連常駐代表部は「包括的共同行動計画(JCPOA)に代わる暫定合意は存在せず、議題にも上がっていない」と断言した。
ホワイトハウスの国家安全保障会議戦略コーディネーターのジョン・カービー氏も暫定合意の報道は「虚偽であり誤解を招く」と述べた。
ミドル・イースト・アイ(英国)によると、先に、新任の国連大使アミール・サイード・イラヴァニ氏率いるイラン代表団は、米国でイランの核問題についてロバート・マリー米国特使と直接協議した。
同紙によると、両国はイランがウラン濃縮活動を60%削減する代わりに、制裁の一部緩和で暫定合意に近づいているという。しかし、米国は依然としてJCPOAの遵守に戻ることに消極的である。
「ある程度の進展がありました。米国側と提案やメッセージの交換を行いました。しかし、まだ協議すべき詳細事項が数多く残っています」と、イラン当局者2人がミドル・イースト・アイに語った。
[広告2]
ソース
コメント (0)