5月21日午後2時(日本時間)、広島で開催されたG7サミットは、 「平和、安定、繁栄の世界を目指して」をテーマとした最終討論セッションを終えて閉幕した。
岸田文雄首相は5月21日午後、サミット閉幕記者会見で、G7サミットは将来の核兵器のない世界の構築に向けた取組の出発点であると強調し、ルールに基づく国際秩序の強化と、南半球諸国との協力による地球規模の課題の共同解決の重要性を強調した。岸田首相は、2023年のG7議長国として、日本は広島サミットで設定された目標達成に向けてG7の取組を主導していくと表明した。
これに先立ち、5月20日に発表されたG7首脳の共同声明では、核兵器のない世界に向けた努力、現状変更のための武力行使への反対、ウクライナ紛争の終結を支援するために中国に影響力を発揮するよう求めること、中国と安定的かつ建設的な関係を構築する用意があることを表明すること、中国に台湾海峡問題の平和的解決を求めることなど、注目すべき内容が言及された。G7首脳は、 経済的恫喝の防止を強化するメカニズムを立ち上げることを誓約し、地球規模の問題に共同で取り組むため、発展途上国や新興国との協力の重要性を強調した。共同声明では、G7諸国が金融安定を維持し、世界経済成長を促進するための取り組みを実施することを約束し、年末までに人工知能(AI)分野の共通規制に関する議論を開始すること、クリーンエネルギーへの移行を加速し、人権とジェンダー平等を世界的に促進するために協力することなどが述べられた。
3日間にわたるサミット期間中、G7首脳は10のテーマ別セッションと、ベトナム、オーストラリア、韓国、インド、インドネシア、ブラジル、クック諸島、コモロを含む招待国8カ国の首脳との3回のG7拡大会合を開催しました。さらに、G7サミットの傍ら、クアッド・サミットや日米韓3カ国首脳会談など、二国間および多国間のハイレベル協議が相次ぎました。
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