アイスランドは、地球上で最も大きなプレートの一つであるユーラシアプレートと北アメリカプレートの間に位置し、二つのプレートが反対方向に動いているため、地震と火山活動が活発な地域となっている。

アイスランドでは毎日地震が起きているが、今回の地震は異常に大きなものだった。

「これらの地震は、次の火山噴火に備える期間に入ったことを示す警告サインだ」とIMO研究サービス部門の責任者、マシュー・ロバーツ氏は語った。

地震は深さ最大5キロで発生し、長期間にわたってマグマが蓄積されて圧力が高まり、現在は徐々に地表に向かって上昇していることが原因であると彼は付け加えた。

今年初め、レイキャネス半島の無人地帯で、数回の強力な地震の後、火山が噴火した。これは、2021年以降、首都レイキャビクの南西地域で発生した3回目の噴火でもある。

IMOは、火山がいつ噴火するかを予測するのは難しいものの、現在4回目の噴火が発生している可能性があると述べた。

同様の現象はイタリアのナポリ郊外の港町ポッツオーリでも発生しました。同国当局はここ数週間、カンピ・フレグレイとして知られる広大な火山地帯の周辺に住む数万人の住民を避難させる計画を立てている。

地表からは硫黄の煙が噴き出しており、観光客に大変人気があります。 9月には1000回を超える地震が発生し、そのほとんどは小規模だったため、住民たちは臭いや埃、揺れに慣れてきた。

しかし、9月27日に発生したマグニチュード4.2の地震は、この火山地域を揺るがした地震としては過去40年以上で最大規模となり、1980年代初頭以来初めて「地震危機」が起こっているのではないかとの懸念が高まっている。

イタリア政府は状況を協議しており、地震により建物が倒壊する危険がある場合は避難を命じる予定だ。同様の危機は40年前にも発生し、数年間続き、4万人がポッツオーリから一時的に避難を余儀なくされた。

ホアン・ナム（ロイター、CNAによる）