元財務副大臣がアジア開発銀行総裁に選出

アジア開発銀行（ADB）は、9月9日に総裁を辞任する意向を表明した浅川雅嗣氏の後任を選出するため、加盟国・地域による信任投票を実施した。

その結果、国際問題を担当する元財務事務次官の神田正人氏が次期アジア開発銀行総裁に選出されました。彼はアジア開発銀行の第11代総裁でもあります。

神田正人氏（59）は1987年に財務省に入省し、その後、様々な要職を歴任した後、2021年から今年7月まで財務事務次官として国際関係を担当した。財務省を退職後は、岸田文雄元首相の内閣官房国際金融経済局参与を務めた。

今年初め、ドルや他の主要通貨に対する円の急落を食い止めるために日本が行った大規模な市場介入を主導した神田正人氏は、アジア情勢にも通じていると広くみなされており、多くの国の政府関係者や国際機関の幹部と緊密な関係を築いている。

日本は1966年の設立以来、アジア開発銀行（ADB）への最大の財政貢献国であり、歴代総裁はすべて日本人です。神田氏は来年2月から正式にADB総裁に就任する予定です。