スーダンの紛争は世界最大の国内避難危機を引き起こしている。 （出典：AFP）

ロイター通信によると、スーダン外務省は声明を発表し、同国が和平交渉の準備のため米国当局者との会談開催を要請したという。

これに先立ち、アントニー・ブリンケン米国務長官は、ワシントンがスーダン軍（SAF）と準軍事組織の緊急支援部隊（RSF）をスイスでの停戦交渉に参加するよう招待したと述べている。

サウジアラビアが共同議長を務め、アフリカ連合、エジプト、アラブ首長国連邦、国連の代表がオブザーバーとして出席する。

RSFはまた、米国が仲介する和平交渉に参加すると発表した。

同日、イベントの開催時期について、国連ジュネーブ広報局長のアレッサンドラ・ベルッチ氏は、和平交渉は８月中旬にジュネーブで開催され、世界最大の多国間機関の代表者が出席すると述べた。

2023年4月にスーダンで勃発した紛争（モハメド・ハムダン・ダグロ将軍率いるRSFとアブデル・ファッターハ・アル・ブルハン将軍に忠誠を誓うスーダン軍との間で発生）では、数万人が死亡した。米国のスーダン特使トム・ペリエロ氏の推計によれば、この数は15万人に達する可能性がある。

戦闘により1,000万人以上が避難を余儀なくされた。国連はスーダンが世界最大の国内避難危機に直面していると評価している。