ドナルド・トランプ米大統領は、鉄鋼と半導体チップへの新たな関税のロードマップを示した。

ドナルド・トランプ米大統領は8月15日、数週間以内に輸入鉄鋼と半導体チップへの関税を発表すると述べた。

トランプ大統領は、ロシアのプーチン大統領との首脳会談のためアラスカ（米国）に向かう途中、大統領専用機エアフォースワン内で記者団に対し、「来週には鉄鋼に対する関税を発表し、その再来週には半導体チップに対する関税を発表する」と宣言した。

同氏は、企業の投資や国内生産の発展を促すため当初の税率は低く、その後徐々に引き上げていくと強調したが、具体的な数字は示さなかった。

トランプ大統領によると、このアプローチは製薬業界の税制ロードマップに類似しているという。具体的には、当初は国内投資を誘致するために「緩やか」な税率を設定し、一定期間後に税率を急激に引き上げる。米国内に工場を建設することを約束した企業は、高額な税金を免除される。

トランプ大統領は先週、1962年通商拡大法第232条を発動し、輸入半導体に100%の関税を課すと宣言した。この条項は、大統領が輸入が国家安全保障上の脅威となると判断した場合、輸入を規制することを認めている。

トランプ大統領は、大統領としての2期目が始まって以来、自動車、鉄鋼、アルミニウムなどの主要産業を標的に、大半の国から米国への輸出品に高関税を課してきた。

昨年2月、トランプ大統領は国内生産者を保護するため、鉄鋼とアルミニウムの関税を25％から50％に引き上げた。

輸入チップへの関税に関する新たな発表は、アップルが米国国内市場に1000億ドルを追加投資するという情報を受けてトランプ大統領によって行われた。トランプ氏は、これは企業が「高関税に直面するよりも米国での製造を選択する」意思があることを証明するシグナルだと述べた。

出典: https://www.vietnamplus.vn/tong-thong-us-donald-trump-neu-lo-trinh-ap-thue-moi-voi-thep-va-chip-ban-dan-post1056016.vnp