「地球規模の攻撃範囲と核推進システムを備えた巡航ミサイル、ブレヴェストニクミサイルの試験が成功した」とプーチン大統領はロシア国営メディアRIAノーボスチに語った。

プーチン大統領はソチのヴァルダイフォーラムでの演説でこの情報を明らかにしました。

プーチン大統領は当時、ブレヴェストニクについて「これは核弾頭を搭載し、低空飛行するステルスミサイルで、射程はほぼ無制限で、軌道は予測不可能で、迎撃閾値を克服する能力がある」と述べた。

しかし、西側諸国のアナリストは、ロシアの超ミサイル開発計画は数々の実験失敗で問題に直面していると指摘している。オープンソース分析グループの核脅威イニシアチブ（NTI）は2019年、ブレヴェストニクミサイルのテストが13回行われ、そのうち2回は「部分的に成功した」と述べた。

また、プーチン大統領はヴァルダイ・フォーラムでの演説で、核実験を禁止する条約の批准を撤回する可能性があると述べた。

ロシアの指導者は、米国は核兵器実験を禁止する協定、文書、国際条約に署名しており、ロシアも署名していると述べた。ロシアは署名し批准したが、米国は署名したものの批准しなかった。

ロシア大統領は「米国の立場を反映して」ロシアの承認を撤回したのは正しい措置だと述べた。

「しかし、これは国家院（ドゥーマ）の担当者が判断すべき問題だ。理論上は、この批准は撤回可能だ。我々はこの決定を絶対に実行できる」とロシアの指導者は述べた。

地下核実験は1996年の包括的核実験禁止条約によって禁止された。米国と中国は条約に署名したが、批准していない。

モスクワは条約を批准しているが、プーチン大統領は2月に、米国が先に核実験を実施すれば自らが核実験を実施すると発言していた。

プーチン大統領によれば、ロシアは「新世代の戦略兵器の開発準備がほぼ整っている」ため、あとは「大量生産に入り運用を開始する」前に行政手続きを解決するだけだという。これらの措置はすぐに完了するだろうと彼は述べた。

同氏はまた、ロシアが兵器の有効性を確認するための試験を行う必要があるかどうかについては言及する準備はできていないが、専門家らはそうした試験を行うよう助言していると述べた。

CNNは9月、ロシア、米国、中国の3カ国が近年、核保有国間の緊張が数十年ぶりに最高潮に達する中、核実験場で新たな施設を建設したりトンネルを掘ったりしていると報じた。

ロシア、米国、中国が核実験の準備をしているという証拠はないが、軍事拡散防止研究業界のアナリストが収集した画像では、わずか数年前と比べて3カ所の核実験場が最近拡張されたことが示されている。

「ロシア、中国、米国の3カ国が、核兵器の近代化だけでなく、核実験のための施設の整備にも時間と労力と資金を投入してきたことは明らかだ」と、元米空軍大佐のセドリック・レイトン氏は語った。

同時に、プーチン大統領は木曜日、ウクライナの紛争は領土紛争ではなく、「原則」に基づく紛争であると主張した。

「ウクライナ危機は領土紛争ではない。この点は明確にしておきたい。ロシアは世界最大の国であり、領土を拡大する必要はない」とプーチン大統領は述べた。

グエン・クアン・ミン（CNNによる）