ロシアは多くのジャーナリストを含むさらに92人のアメリカ人の入国を禁止した

ロシア外務省の声明によると、今回の入国禁止措置は「米国政権の反ロシア的言説への対応」として実施された。報道によると、入国禁止の対象となったジャーナリストは「ロシアとロシア軍に関する『フェイクニュース』の制作と拡散に関与した世界有数の報道機関」だった。

入国禁止となったアメリカ人の新たなリストには、ウォール・ストリート・ジャーナルの現従業員および元従業員11人が含まれており、編集長のエマ・タッカー氏も含まれている。

タッカー氏は、WSJ記者のエヴァン・ガーシュコビッチ氏がスパイ容疑で逮捕され有罪判決を受けたことについて、ロシアを繰り返し批判している。ガーシュコビッチ氏は16カ月間拘束された後、8月に捕虜交換で釈放された。

この禁止措置は、キエフ支局長アンドリュー・クレイマー氏を含むニューヨーク・タイムズ紙の記者５人とワシントン・ポスト紙の記者４人にも適用される。

ロシアへの入国を禁止された人々のなかには、スティーブン・ホワイティング空軍大将、フィリップ・ガラント空軍システムズ司令官、ジョン・プラム国防次官補（空軍政策担当）などの高官が含まれている。

リストに載っているアメリカ人には、法執行機関の職員、学者、企業や研究機関の関係者などが含まれている。ロシア外務省のリストによると、モスクワは2,000人以上のアメリカ人の入国を禁止している。

ホアンハイ（タス通信、AP通信による）