バイデン大統領の息子、歴史的な判決で3件の罪で有罪判決

CNNは6月11日、アメリカの連邦陪審がハンター・バイデン氏（54歳）に対し、麻薬中毒者の銃所持を禁じる法律に違反したとして3つの重罪で有罪判決を下したと報じた。

現職大統領の息子が刑事訴追されるのは、米国史上初となる。起訴状は司法省、特にジョー・バイデン氏の息子に関する捜査を監督するために昨年任命された特別検察官のデイビッド・ワイス氏によって提出された。

ハンター・バイデン氏は、連邦法に違反し、薬物乱用または中毒状態にありながら銃を違法に購入し、違法に所持したとして告発されている。彼は全ての容疑を否認している。

銃を購入する際、購入者はアルコール・タバコ・火器及び爆発物取締局（ATF）が発行する、その銃の購入が合法であることを証明する書類に記入しなければなりません。ハンター・バイデン氏は、これらの書類に虚偽の記載をしたとして起訴されています。

バイデン氏は2018年10月から11日間この銃を所有していたが、恋人がバイデン氏の精神状態を心配してそれをゴミ箱に捨てた。

銃関連の訴訟数百件で被告人の弁護を担当してきたワシントンDCの弁護士ナビール・キブリア氏によると、銃は悪人の手に渡れば危険だという。

「ハンター氏に対する証拠は圧倒的に多いようですが、誰が中毒者かを判断するのでしょうか？従うべきルールは何でしょうか？」と弁護士は尋ねた。

ハンター・バイデン氏が3つの罪状すべてで有罪判決を受けた場合、最長25年の懲役刑に処される可能性がある。判事は判決言い渡しの期日を明らかにしなかったが、通常は120日以内だと付け加えた。