外務省は、乾燥マリファナ1トン所持の疑いでベトナム人3人を逮捕したことについて声明を発表した。

8月14日午後の定例記者会見に臨む外務省報道官ファム・トゥ・ハン氏。（写真：グエン・ホン）

ファム・トゥ・ハン報道官によれば、事件に関する情報を受け取った直後、 外務省の指示に従い、在日ベトナム代表機関は直ちに現地当局に連絡し、情報を入手・確認し、ベトナムの規制と現地の法律に従って適切な国民保護措置を展開した。

「ベトナムは麻薬の製造、取引、保管、輸送行為を厳重に取り締まる決意であり、一般的な犯罪防止、特に麻薬犯罪防止において二国間および多国間のルートで協力する用意がある」と外務省報道官は断言した。

これに先立ち、 NHK 、日経新聞、多くの地元紙は、日本が6月にベトナムのダナン港を出港し東京港に到着した貨物船から、200箱入りの乾燥大麻約1トンを押収したと報じている。

統計によると、今回押収された大麻の量は、2024年に全国の警察や麻薬取締局などが押収した乾燥大麻計452キログラムの2倍以上で、国内の違法薬物の押収量としても過去最大規模だという。

厚生労働省麻薬取締局は、共謀して営利目的で大麻を密輸したとして、麻薬取締法違反の疑いでベトナム国籍の男3人を逮捕した。逮捕者には茨城県在住の51歳の男も含まれている。

警察当局は、この事件が国際的な麻薬密輸組織との関連がある可能性についても捜査している。捜査官によると、当局は東京港から大麻の積荷を追跡し、北関東地方で押収したという。